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VSN女性エンジニア ガールズトーク 2016

女性エンジニアの数は年々増加傾向にあり、
これまで「男性社会」が常であったエンジニアの環境は少しずつ変化がみられます。
女性がエンジニアとして活躍できる幅が広がり、同時に進化するITテクノロジーには
女性の存在が好影響をもたらせているとも言えます。
しかし、国内におけるITエンジニアの男女比は男性8割・女性2割ほど。
エンジニアの人財不足が深刻化する中、
女性エンジニアのマジョリティ化に大きく期待したいところです。

VSNで活躍著しい4名の女性エンジニアにグループインタビューを敢行。
テクノロジーの現場で起きているリアルなお話を中心とした赤裸裸な“ガールズトーク”を今年もお届けします。

ギルベル 三佳

ギルベル 三佳(ぎるべる・みか)

ITエンジニア
2013年 中途入社。
フランス人の旦那様を持ち、趣味は語学と「お・も・て・な・し」。

清家 絵理

清家 絵理(せいけ・えり)

ITエンジニア
2010年 新卒入社。
一児の母。エンジニア復帰に向け育児の合間に猛勉強中。

東原 彩芳

東原 彩芳(ひがしはら・あやか)

ITエンジニア
2011年 新卒入社。
趣味はピラティスとバレエ。仕事との両立を現在も変わらず維持している。

水野 果

水野 果(みずの・このみ)

ITエンジニア
2010年 新卒入社。
VSN女性エンジニアを集めた女子会「秘密の花園」を主催。

エンジニアの仕事に就いていることで周囲からはどういった反応や反響がありますか?

東原 私は文系出身なので、古くの友人・知人には未だにエンジニアの仕事が私のイメージと全く結びつかないようで、「(エンジニアになるなんて)凄いね。」「見えないね。」「なんで?」等とよく言われます。
エンジニアの仕事は人によって捉え方がだいぶ異なるようで、「華やか」な印象を持っている人もいれば「過重労働」と思っている方もいるなど、さまざまですね。

清家 エンジニア=「ハードな仕事」と思ってる方は意外と多いかもしれませんね。
あとは具体的に何をしているかイメージしづらい職種なんでしょうね。
ITエンジニアの人財不足が続いている今だからこそ!エンジニアの仕事がどういった役割を果たしているのかを世の中にもっと伝えていくことも必要なんだと思います。
産休に入る前に就業していた会社ではエンジニアの7割が女性、という珍しい環境でしたが、すごく活気が溢れていました。
そういった企業が増えることはIT業界だけではなく、社会全体にもインパクトが生み出せますね。

ギルベル 私は、異業界から未経験で転職で入社しているので、VSNに入社するまでは女性にエンジニアの仕事なんてできない、そんなニーズもない、という先入観がありました。でも、“エンジニア”と一口に言っても、いろいろな仕事があります。
例えば“デザイナー”の仕事もひとくくりにされがちですが、ファッションやグラフィック、建築…など、さまざまな“デザイナー”が世の中に広く存在し、その業務領域は全く異なりますが、いずれも華やかで憧れの職業です。エンジニアも、実は人気の職業だし、世の中に大きな価値を創っているという誇りと自信を持っています。
女性のエンジニアがまるで異端児扱いされているなら、それは世の中の女性エンジニアを代表して、少しでもイメージを変えて(創って)いければと思います!

水野 確かに仕事の内容がもっと分かりやすく世の中に伝わっていればこの仕事が「女性に向いていない」という発想は生まれないはずです。
ごくごく稀にサーバの構築などで重いものを運ぶこともありますが、そこは力のある人がカバーすればいいだけ。
男性だから、女性だから、というのは関係なく “その人”次第です。
これだけはハッキリしておきたいです。「エンジニアの仕事には性別による優劣は一切関係ない」と。

この仕事をしていて、身に着いたことは?

東原 仕事柄、最新のテクノロジーについて詳しくなれました。もちろん、エンジニアとして幅を広げることで着実に多くのスキルが身についています。ただ、「エンジニア=手に職=将来安泰」と思ったらそれは大きな間違いで、保守・運用から設計構築、企画まで一連の工程を広い分野で経験すれば別ですが、今後、下流工程が次々と自動化されることが予測される時代に一部の工程のみ、長く経験を積んで安心していたのでは、数年後、淘汰されてしまいます。現状に満足することなく、今後も幅広い業務を経験したいし、自ら積極的に挑戦していかねば、と思っています。

水野 ロジカルに自分の考えを組み立て、それを表現できるようになったと感じます。多くの方々とコミュニケーションをとりながら、双方の考えをまとめていかねばならないので、論理立てて整理して進めないと効率的に進まないんですね。もちろん上司もエンジニアなので、そういった考え方が求められることもあり、意識して身につけてきたことが広く活かされてきています。

ギルベル 私は「手に職」を持つ仕事に憧れてITエンジニアになったのですが、最初はただ辛くて「辞めたい」と思うことばかりでした。ですが、本当に周りのみなさんに恵まれ、支えられ、ゼロからここまで成長することができました。今ではエンジニアという職業に出会えて、この道を選んで本当によかったと実感しています。

水野 ギルベルさんの優等生発言、私も見習いたい(笑)!でも、実際に周りの方々が「育ててあげたい」「助けてあげたい」と思えるのは、ギルベルさんの持つホスピタリティ力があってこそだと思いますよ。

スキルアップのために日々、取り組んでいることを教えてください

水野 私は現在携わっている業務で触れる資料が英語で書かれているものが多く、英語を猛勉強中です。
日本企業のグローバル化が進む中、エンジニアが活躍できる環境が世界に広がることは自明ですので。
また、将来的に起業を考えているため、さまざまな企業研究を通して経営戦略等の勉強も行っています。
2016年4月から女性活躍に関する数値目標や行動計画の義務化が始まりますが、それにあたり、マネジメントスキルも日々の仕事を通じて試行錯誤しながら磨いていきたいと思っています。

東原 エンジニアは技術だけ磨けばいい、とは決して思っていないので、さまざまな情報収集を行っています。
企業やプロジェクトの問題解決スキルを身につけるための一つとして、プラウド社の代表である山本 幸美さんが発行しているメルマガを購読していますがとても参考になるのでオススメします。

みなさんの今後の目標をお聞かせください

清家 エンジニアに限った話ではありませんが、「一億総活躍社会」と言われながらも子育てと仕事を両立するハードルはまだまだに高いことを一児の母になって、改めて実感しています。
「ダイバーシティ(多様化)」がトレンドワードのように世の中に溢れ、多くの企業がそれを意識した取り組みを行っているかと思います。しかし現実は「保育園落ちた日本死ね」なんてショッキングな言葉がつい最近も話題になっていたように、待機児童問題が長期化しています。私も育児休暇を最長の1年半まで延長しても、子供を保育園に入れることができませんでした。
人事に相談したところ、地域の保育園事情、そして私のキャリアに対する想いを汲んでいただき、特別休業という制度を利用し対応してくれました。まさに“渡りに船”。会社としてはこれまでに前例がなかったようなので、とても感謝していますし、ダメ元でも自ら働きかけて本当に良かったなと思います。

女性のライフステージの変化が、キャリア形成に不利に働くなんてことはあってはならないと思うんです。
ワーク・ライフバランス社の小室 淑恵さんのように子育てをしながら会社の代表を務めている方も増えてきてはいますが、きっとみなさん、多くの障壁や苦悩があったのではないかと感じます。私も今の状況が働く女性として一つの渡る必要のある橋だとプラスに捉えて、まずは「ママエンジニア」としてのロールモデルを目指し、今後同じ境遇に陥ることもあるであろう後輩のみなさんの良きアドバイザーになれれば嬉しいです。

ギルベル すごく共感します。世界に、そして時代に、求められている職種だからこそ女性エンジニアとしての実績が必要ですし、それが実現できることを示したい。そしていずれは世界で活躍するエンジニアになるために情熱を注ぎたい。ITに国境などはありません。ITスキルと語学を含めたコミュニケーションスキルで自身の可能性を最大限に広げていきたいと思っています。

東原 学生時代、国際協力に関する勉強をしていたので、私も海外で活躍できるために必要なスキルを伸ばしていきたいと考えています。
エンジニアとしてはもちろん、“海外でエンジニアを育てる仕組みづくり”の第一人者になりたいです。

水野 いずれ、女性エンジニアだけで会社を起業したいです。私たち4人で起業するとしたら…東原さんがアプリ開発担当、清家さんにはエンジニアをしながらママ視点での人事制度なども考えてもらえそう。ギルベルさんの強みを活かして海外向けの事業がいいかな。私は経営戦略を学び、これまでに存在していない全く新しいサービスやプロダクトを他社とも共同で企画して…、具体的に想像を拡げると楽しくなってきますね。
ここにいる4人全員同級生ですし、こうした機会にただ集まっておしゃべりして楽しかったね、ではなく、具体的な行動に落とし込んでいき、それを達成させることで、はじめて周囲を巻き込むことができると思います。
ここで各々が話したことを早期に実現し、女性エンジニアが中心となりニッポンを、そして産業界を元気にしていきましょう!

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